先日6月19日に女人高野(にょにんこうや)が日本遺産として認定されました。
かつて高野山は女人禁制の霊山であり、
1905年になるまで長い間女人禁制だったそうです。
高野山の周りには、女人道(にょにんみち)と呼ばれる巡礼路があります。
はちはちの近くにある大門に、その入り口が2つあり簡単なトレッキングルートのようにもなっています。
地元の人たちも散歩がてら女人道を歩いて山を登ったりしています。高齢者の方も歩いているので皆さん本当にたくましいです!
そして、その2つのルートとは大門から、鳥居をくぐって弁天岳まで登り、不動坂口女人堂(にょにんどう)まで行くルート(約40分)。
そして大門から鳥居とは反対方向で、道路を渡って砂利の坂道を登り、お助け地蔵から奥の院(中の橋駐車場付近)まで行くルートがあります(約100分)。
この100分のルートは途中で町に戻る事もできますので、2歳児を引き連れて歩く我々にとってはありがたいです。ですので、私たちは少しずつ歩いています。(ほぼ抱っこなので体力持ちませんし、のんびり歩いていたらお昼寝の時間がやってきます・・)
道中には女人堂跡地というものがあります。
高野山へ通ずる入り口として昔は7箇所の女人堂があったそうです。現在は不動坂口女人堂が残っています。
私たちは当時の高野山に思いを馳せ、大自然のパワーを感じながら女人道を歩いています。
途中で熊野古道小辺路(こへち)へと続く道もあり、いつか家族3人で行こうと考えたりもしています。
この女人道についてはまた詳しく別のブログでレポートしたいと思っています!
話は女人高野に戻りますが、
この『女人高野』とは、女人禁制時代に女性がお参りできるお寺があり、それを女人高野と呼んでいたそうです。
和歌山県九度山町の慈尊院、和歌山那智勝浦町の阿弥陀寺、奈良県宇陀市の室生寺がお大師様ゆかりの寺として紹介されています。慈尊院以外はいったことが無いのでぜひ行ってみなければ!
この九度山町の慈尊院から高野山までは、町石道(ちょういしみち)と呼ばれる山道があり、約7時間で高野山まで登ることができます。山道を登った先には大門があり、すぐにゲストハウスはちはちへと辿り着くことができます!山好きの方は是非歩いてきてみてください!
そのほかにも女人堂まで繋がる槙尾道(まきおみち)など、山歩きの道がたくさんあります。
とてもここ1回のブログでは書ききれないのでこの辺にしておきます。
私たちも微力ながら、女人高野の魅力を伝えていけたらよいと思っています。
地元の方達にも昔の事について色々と教えていただいて、とても感謝しています。
もっと勉強して、多くの人たちに伝えていきたいです。
こちらが町石道にある町石(ちょういし)。
十一町と書いてあります。
九度山町の慈尊院から高野山まで登る時はこの町石の数字を辿っていけば辿り着くというとても便利なものです。
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