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執筆者の写真はちはち高野山

高野山の夏

ひぐらしの鳴き声とともに高野山の短い夏も始まりました。

あまりじっくりひぐらしの鳴き声を聞くこともなかったのですが、

高野山で聞くこの音はとても心地よく爽やかで、ここに住んでいる幸せを改めて感じます。


はちはちの庭にぽこぽこと丸い穴がたくさん開いており、

なんだろうと思ったらたくさんのひぐらしの幼虫が出てきた後の穴だったようです。


気が付いたら庭はセミの抜け殻だらけ。

娘は興味津々で抜け殻を並べて抜け殻コレクション。


そしてある朝なんと、羽化途中のひぐらしを庭で発見!

娘と観察するも中々羽化しない。見続ける娘。頑張っているひぐらし。

娘が昼寝をして、起きて再度確認すると抜け殻の中で動かなくなっていました。


どうしたのかな〜と娘は心配していましたが、どうやら力尽きてしまったようです。

さっきまで頑張って動いていて、これから羽ばたこうとしていたのに。。

『死ぬ』ということをはっきりわかっていない娘ですが、

またうちの庭から出てきてねと一緒に土に還し、

命の儚さを一緒に感じた夏でした。

その時ここで鳴り響くひぐらしの鳴き声はとても悲しく聞こえました。


本当にまた来年会えたら良いです。





調べたらセミの羽化の成功率は半分くらいだそうです。生きることに命がけなんですね。

子供は虫に抵抗なく興味津々。大人も一緒に興味を持つことがとても大事だとつくづく感じています。

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